2016年11月19日

これから介護タクシーを始めようと考えてる方へ(その4)です。

これから介護タクシーを始めようと考えてる方へ(その4)です。

 前々回に運賃についての話でしたが、今回は、基本介助料についてのお話です。
 介護タクシーでは、基本介助料として、1,000円程度をいただいてる業者さんがほとんどです。
 介護タクシーの運賃は、ケア運賃として道路運送法第4条に基づき国土交通大臣の許可が必要になります。
 その他の介護料金等旅客の運送に直接伴うものではない料金は、認可も届出も不要とされています。
 
 基本介助料とは?
原則として、車両への乗降介助料としていただいてます。
  普通車だと車いすからの移乗が必要ですが、介護タクシーではリフトにてそのまま乗車いただけます。
  車椅子を使用しない場合も、見守り介助として料金をいただいております。

 介護タクシーは、一般のタクシーと違い、利用できる方が限られたり、客待ちができない、通院の場合、帰りの待ち時間帯に他の依頼を受けられないなど制約が多くあります。
 したがって、一般のタクシーに比べて同じ料金体系では収益性が良くありません。
 そこで、介助料などの付加サービスに対して対価をいただくことにより、収益性を確保しています。
 基本介助料を無料とされている業者さんもおられますが、上記理由により採算性に疑問があり、
その他の料金(その他のオプション料など)で補って、実質的に基本介助料以外で収益を確保していると思われます。
 一般のタクシーと比較して付加価値があるのに料金が安いというのは、他に何か収益を確保する道があるということです。
 たとえば、介護事業者で関連施設の営業を兼ねているとか、他の事業と連携し顧客確保の窓口としているとか、・・・・
 個人で介護タクシーの開業を考えておられる方は、基本介助料をきちんと設定することをお勧めします。
 後で、料金を下げることは簡単ですが、後で上げるのは難しくなります。

 介護タクシーは、一般のタクシーに比べて、付加価値があると自負していますので、自信をもって基本介助料を請求させていただいております。
posted by 県南介護タクシー at 10:42| Comment(0) | 開業支援

2015年10月26日

これから介護タクシーを始めようと考えてる方へ(その3)

これから介護タクシーを始めようと考えてる方へ(その3)です。

 今回は、必要な機器についてのお話です。
 介護タクシーでは、さまざまな道具が必要になります。
 最低限、車だけあれば営業はできるかもしれません。
 しかし、実際には車椅子を持っていない人や準備できない方もおられます。
 また、病院間の転院の際は、車椅子やストレッチャーが必要となります。
 なので、移動に必要な車椅子とストレッチャーは最低限必要です。
 車椅子は、長距離の移動や座位を保てない方用にリクライニング式の車椅子も必要になります。
  車椅子には、自走行用と介助用があり、車輪のおおきさが違います。
  私の経験からは、自走行用のほうが車輪が大きく、段差や階段に対処しやすいと思います。
 〇病院間の転院で必要となるもの
  ・点滴用の棒
   点滴をしておられる方の場合、点滴袋を持ちながら移動することも可能ですが、固定できた方が安全に移動出ると思います。
  ・ミトン
   利用者さんの中には、点滴などを外してしまう方がおり、ミトンでそれを防止します。
   ミトンは、病院からの貸出が多く、転院時には外されてしまいます。
   転院先の病院までは、介護タクシー側で準備してあげると親切です。
  ・枕と毛布
   利用者さんがお持ちの場合もありますが、ほどんどの場合、病院のものを使用しています。
   転院先の病院までは、介護タクシー側で準備したものを使用します。
  ・酸素
   酸素吸入を行っている場合、病院間は介護タクシー側で準備する必要があります。
   病院によっては、酸素を貸出てくれる場合がありますが稀です。
   医療用酸素を購入するには、民間救急の指定を受ける必要があります。
 〇ご自宅からの通院などで必要となるもの
   ご利用者様の状況によりさまざまな対応が必要となります。
   玄関先まで、車椅子で出来られている場合はなんら道具は必要ありません。
   段差や多少の階段には、スロープで対応します。
   スロープは、伸縮式のもので長いものほど対応範囲が広がります。
   逆に言うと、短いスロープですむような段差であれば、スロープなしでも対応できます。
   問題は、階段です。車椅子が通る広さがある場合は、車椅子のまま対応します。
   骨折などがなければ、おんぶひもなどでおんぶして対応します。
   ストレッチャーの場合、ストレッチャーが入る広さであればストレッチャーのまま家の中まで対応します。
   しかし、ほとんどの場合、ストレッチャーのまま入ることができません、その場合は、担架で家の中まで対応することになります。
   担架には、スクープストレッチャーや布担架などがあります。
   骨折などがある場合は、スクープストレッチャーが便利です。

 他にも便利な道具があるかもしれません。いくつか経験する中で必要なものを順次そろえてください。




   

posted by 県南介護タクシー at 10:57| Comment(0) | 開業支援

2015年10月06日

これから介護タクシーを始めようと考えてる方へ(その2)

これから介護タクシーを始めようと考えてる方へ(その2)です。

 今回は、料金についてです。
 介護タクシーは、大きく分けて介護保険を利用するものと、そうでないものとがあります。
 ここでは、介護保険を使用しない、一般乗用旅客自動車運送事業(福祉限定)のケア運賃についてお話します。
 介護タクシーの料金は、タクシー運賃と介助料金から成り立っています。
 タクシー運賃は、国から認可を受けた料金としなければなりません。
CIMG3725.JPG

 茨城県の場合、大型で初乗り。700円〜770の範囲で設定します。
 介助料金については、規制はありませんので、各事業者で自由に設定しています。 代表的な料金例として、自宅から病院までの車椅子で往復約3Kmとします。
  〇初乗り運賃を700円、介助料金を1000円とした場合
   運賃 1,690円、介助料 1,000円 往復合計 5,380円
   月に40回あったとして、月額 215,200円となります。
  〇初乗り運賃を770円、介助料金を1000円とした場合
   運賃 1,850円、介助料 1,000円 往復合計 5,700円
   月に40回あったとして、月額 228,000円となります。
 見かけ上、1割安いと思われますが、実質6%程度しか差がありません。
 1か月の収入で見ても1万円程度の差です。

 では、自宅から病院までの車椅子で往復約15Kmとします。
  〇運賃を700円、介助料金を1000円とした場合
   運賃 5,990円、介助料 1,000円 往復合計 13,980円
   月に15回あったとして、月額 209,700円となります。
  〇運賃を770円、介助料金を1000円とした場合
   運賃 6,990円、介助料 1,000円 往復合計 15,980円
   月に15回あったとして、月額 239,700円となります。
 このケースでは、14%程度の差があり、月額で3万円の差となります。

 比較的に近距離が多い場合は、運賃設定を低め設定しても実損は少なく、安価の宣伝効果の方が高いと思われます。距離が長い場合は、宣伝効果より実損の方が大きくなる傾向にあると言えます。
 介助料金の割合が高くなる場合は、運賃が低めでも実際の収入にはさほど影響が少ないことがわかります。

 開業される地域の利用距離、周辺事業者の料金体系を考慮して料金を検討してください。
 
posted by 県南介護タクシー at 11:49| Comment(0) | 開業支援

2015年09月30日

これから介護タクシーを始めようと考えてる方へ(その1)

 しばらく、投稿していなかったので、ネタとして、これから介護タクシーを始めようと考えておられる方に向けて、情報発信したいと思います。
 今日は、まずその1です。
 介護タクシーについて、
 介護タクシーは、大きく分けて介護保険を利用するものと、そうでないものとがあります。
 ここでは、介護保険を使用しない、一般乗用旅客自動車運送事業(福祉限定)についてお話します。


 私が考える介護タクシーを始めるために必要な要件
 ・資金
  使用車両の購入、各種申請費用、各種介護用必要用具の購入、各種宣伝費用、などなど
  かなりのお金が必要となります。
 ・運転資質
  介護タクシーの乗車される方は、お年寄りや体の不自由な方です。
  健常者であれば、多少のカーブでの揺れや、急ブレーキでも体位を保つことは普通に行えます。
  しかし、介護タクシーに乗車される方は、自身で体位を保つことが出来ない場合が多く、ちょっとしたゆれで、転倒したりずり落ちたりする危険があります。
  介護タクシーでは、交差点での右左折は、20Km/h以内で行い急ブレーキを避けるため、見通しの悪い道路や飛び出しの危険のある道路では、徐行しての走行が必要です。
  ゆっくり走ることが出来ない人には、介護タクシーの運転は向かないと思います。
 ・忍耐力
  お年寄りや、体の不自由な方の動作には、健常者の数倍の時間が掛かります。
  また、認知症の方は同じことを何回でも何回でも繰り返し話しかけてきます。
  なかには、何処かへ連れていかれると思い、攻撃的につかみかけてきたり、暴言を吐かれることもあります。
  辛抱強く応対できる心のゆとりがないと、この仕事には向かないと思います。
 ・介助技術
  最低限、障害や疾病を理解し、移乗介助、体位・姿勢交換、肢体不自由者の歩行介助技術は開業前に習得しておく必要があると思います。
  施設での実習など役立つことが多いので、介護職員初任者研修を受講しておくと良いと思います。
 
 他にもありそうですが、今回はここまでとします。
 知りたい情報とかがあれば、コメントいただければと思います。
 可能な範囲で情報提供いたします。
posted by 県南介護タクシー at 10:41| Comment(0) | 開業支援